色彩心理について:カラーコーディネーター資格試験とその仕事
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人の心と色

「暖色系」や「寒色系」という色の表現を耳にしたことがあると思います。私たち人間は、色によって「暖かい」や「寒い」といったような温度の違いを感じます。「元気になる色」や「心が落ち着く色」なども、日本人であればほぼ共通して感じるイメージです。

レストランでは、料理がおいしそうに見える配色で考えられたテーブルクロスを心がけて、使っているレストランが多くみられます。一方では、料理をおいしく見せられないインテリアのレストランがつぶれてしまったという話も聞かれるようです。

これだけみても、色には人の感覚や感情に働きかける不思議な力があるということわかりますよね。画面から目を背けたくなる様な事件などが多く報道されています。私は、こういう事件も色の力でどうにか減らすことができるのではないかと思うときがあります。少しずつでもいい影響を増やしていくことが大切です。うまく生かして、みんなが楽しく過ごせる世界にしたいですね☆

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暖色系と寒色系とは

。」とか「涼しそうな色がほしい。」とかいいますよね。この‘暖かい’や‘涼しい’というのはどういうことなのでしょうか?具体的に考えてみます。

暖色系→赤や橙(だいだい)、黄色などのように暖かみを感じさせる色です。

寒色系→青や青緑に代表されるように、涼しいイメージを与える色です。

そして、中性色系→暖色系でも寒色系でもない色のことで、緑、紫などや、白・黒・グレーなどの無彩色がこれにあたります。

同じ温度のお湯のお風呂でも、浴槽の色を変えることによって感じる温度が違ってきます。浴室のタイルやバスタブの色を暖色系にするか寒色系にするかによって、人が感じる温度差は3℃ほどもあるそうです。

住宅のインテリアにおいて、トイレなどの水回りは暖かみがあってやわらかい色が好まれるので、淡い黄色やオレンジなどの色をコーディネートすることがよくあります。

逆に、近頃注目を集めているデザイナーズマンションなどは、暖かくも寒くもない色、つまり無彩色で構成されていることが多いです。若い世代を中心に、無機質なイメージがブームを呼んでいます。

このように、色のもつ暖かみの違いは、私たちの生活のなかにさまざまなカタチで応用されています。ちょっと気をつけて探してみてはいかがでしょう?

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色の「軽い」「重い」

色は「軽い色」と「重い色」にも分けることができます。どんな色か、だいたい想像はつくのではないかと思います。

では、その色について説明してください。といわれたらどうでしょう。うまく説明できますか?

一般的には、明るい色ほど軽く感じて、暗い色ほど重く感じます。

色が与える暖かみの違いと同じように、同じ重さのものでも色を変えることで、心に感じる重さが変わってきます。

重い色の代表として思い浮かぶ黒は、軽いイメージの白に比べて1.87倍重く感じるといわれています。面白い実践例として、引越し屋さんが使っている段ボールの箱の色は、たいてい白っぽい色をしていますが、これはちゃんと考えられていることで、荷物を運搬する作業員が少しでも軽く感じるように配慮されているものなんですよ!

こうしたごく身近なところに、色がもっている不思議な力が使われています。

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興奮する色と鎮める色

色とは本当に不思議なもので、人を興奮させる「興奮色」と、反対に気分を落ち着かせる「鎮静色」というものにも分けられます。

興奮色→赤やオレンジなどに代表される暖色系で鮮やかな色です。人間の交感神経に作用して血圧や脈拍を上げるはたらきがあるので、興奮した気持ちにさせます。

鎮静色→興奮色とは反対に、副交感神経に作用して血圧や脈拍を下げるはたらきがあるので、心を鎮めて落ち着かせてくれます。なるほど!こういうところにもちゃんと理由があったのです!!

失敗例として、はりきって明るい壁のオフィスを作ったらまったく能率が上がらない社内になってしまったという例もありますよ。また、勉強部屋や書斎の壁の色を鎮静色にしてみたところ、驚くほど落ち着いて集中できるようになったという成功例もあります。

なんだか自分の部屋が落ち着かないという方は、周りの色を見わたしてみたら、何かヒントがあるかもしれませんよ。

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「派手」な色と「地味」な色

一般的に、鮮やかで明るい色(赤や黄など)は「派手」なイメージを与えて、暗くて鈍い色(黒や茶)は「地味」な印象を与えます。

ファッションにおいては、派手な色合いを好む人と地味な色合いを好む人に分かれます。また、地域や国民性によってもこの色の好き嫌いが変化するという面白い結果も出ています。

アフリカなどの熱帯地域では、原色を使った鮮やかな衣装が見られますが、気温の低い地域では、はっきりしないあいまいで単調な色が使われることが多くて、色づかいの違いが自然環境に大きく影響を受けていることもわかります。

いちばんわかりやすい代表例としては、オリンピックなどでよく見る国旗でしょうか?国旗を見て、どのあたりの国なのか想像するのも楽しいですよ!また違う発見があるかもしれませんね★

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進出色?後退色??

色には、見かけの距離の感覚として、飛び出して見える「進出色」と、へこんで見える「後退色」とがあります。

一般的には、暖色系や明るい色が進出色で、寒色系や暗い色が後退色だといわれています。交差点で起こった事故の割り合いを調べてみると、車のボディの色が赤や黄の車は事故の確率が低くて、青や紺、グレーなどのボディの車は事故の確率が高いことがわかります。

この現象は、赤などのボディの車は実際の位置よりも近づいて見えるので、対向車やまわりの車が早くから気をつけることができるからです。

その反対に、寒色系などのボディの車は、本当の距離よりも遠くにいるように錯覚して感じでしまうのです。だから防御できずにぶつかってしまう確率が高くなってしまうというわけです。

「車の運転に自信がない」と思われている方は、車のボディの色が進出色のものを選ぶといいかもしれませんね。

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膨張色と収縮色とは

そのものの大きさがまったく同じでも、色によって大きく見えたり、反対に小さく見えたりすることがあります。

大きく見える色を「膨張色(ぼうちょうしょく)」といいます。そして、小さく見える色を「収縮色」といいます。

暖色系の色のほうが、寒色系のいろよりも大きく膨張して見えます。また同じように、明るい色のほうが暗い色よりも、より大きく膨張して見えるのです。

膨張や収縮というとちょっと固いイメージですが、色の使い方としては、「ふーんわり」や「たっぷり」という表現を求めているなら膨張色。「小さい」や「スマート」という表現を求めているなら収縮色というところでしょうか。自分のからだが大きくて悩んでいるなら、収縮色のファッションを心がけるとスッキリしてみえますよ!

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目立つ色、目立たない色

問題です。
Q.非常ボタンや消防車、ポストなどはなぜ赤いでしょうか?

理由はもうおわかりですよね。答えは A.目立つから です。

色には「目立つ色」と「目立たない色」があるのですが、これは、人の感情や心理に影響しているものなのです。赤やオレンジのような暖色系で明るい色は、よく目立つとされています。

でも、鮮やかな色にあふれているところでは、かえって目立たないとされているモノトーンの色のほうが目立つこともありますので、組み合わせる色にも注意してください。

工場や工事現場の機械は、事故を防ぐために赤や黄色などの暖色系の色で注意をうながしています。ほかには、道路標識や工事現場のサインなども同じ理由から色が決められています。どれも目立たない色でつくられていたら危険ですよね。私たちの身のまわりには、安全を意識して色が選ばれているものがたくさんありますよ!

JIS(日本工業規格)では、安全標識などに使う色を定めています。

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色から連想するもの

赤い色を見て想像するもの・・・太陽、りんご、ポスト。といったところでしょうか。暖かい、冷たい、柔らかい、固い、陽気、陰気、、、。色からさまざまなものをイメージします。それぞれのものからイメージするものとは、いったいどのようなものなのでしょう。

○色から連想されるもの。
赤→太陽・日の丸・非常時に使われるもの(消火器など)・いちご・もみじ・火・血・バラ など。
やっぱり、危険を知らせるものが多いようです。

黄→とうもろこし・きりん・チーズ・バナナ・カナリア・砂漠・稲妻・月。幼稚園児というのもあります。
自然にある光に関係するものがおおいです。月、星、稲妻などです。

ピンク→桜・リボン・肌・真珠・フラミンゴ・少女・花・肉 など。
日本では「さくら」という言葉で表現するものが多いですね。

緑→山・ピーマン・エメラルド・こけ・うぐいす・田園・カエル など。
自然を表現するもの(山、芝生、オアシス、田園、若葉、…)で生命力を感じるものが多いです。

青→海・空・サファイア・ジーンズ・イルカ・夏・ガラス・ガスの炎 など。
水に関係するものが多いですね。海、水、湖、波、氷、プールなどです。地球は‘青い星’と呼ばれますが、まさしく空や水関係は青いイメージがあります。

紫→ぶどう・ラベンダー・京都・香水・着物・コスモス など。
花に代表されるように、香りを感じるものが多いようです。
ラベンダー、すみれ、しそ、りんどう、あやめ、ききょう、カトレア、あじさい、藤、ライラック、コスモス、などです。
京都というキーワードからわかるように、古都のイメージを感じさせる、風呂敷、着物、源氏物語というのもあります。

白→雪・光・豆腐・牛乳・病院・ウェディングドレス・骨・消しゴム・大根・米・うさぎ など。
やっぱり医療関係のものはだいたいが想像されます。病院、白衣、シーツ、骨、歯、綿などです。

黒→喪中・海苔(のり)・からす・タイヤ・髪・夜・爆弾・墨・鉛筆の芯・石炭 など。
ちゃんと考えてみればたくさんあるのですが、どうしても喪中に代表されるように、あまりいいイメージが浮かばないことが多いようです。


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色から連想するイメージ

色から連想されるイメージとはどういうものが多いのか?を知っておくことは、カラーコーディネーターが商品の色を決める際にとても役に立ちます。

暖かいイメージが必要な暖房器具に、さわやかで涼しいイメージのブルー系の色を用いてしまったら、見た目に寒さを感じてしまいます。
女性が好んで買うようなお菓子のパッケージには、「甘い」「上品な」「女性的」といったイメージのパステルカラーがよく用いられていますね。

このように、色の違いによってプラスにもマイナスにも印象を変えることができるのです。
色の個性を知っていることで、さまざまなケースでの色彩決定に活用することができますよ!

色からのイメージ
赤→情熱・やる気・成功・革新…逆に悪いイメージで、暴力・支配・欲望…というのもあります。

黄→陽気・活発・元気・楽天的など明るいイメージが多いですが、ちょっとした違いなのに「軽率」などのようなイメージも与えるようなので、常にいろいろなイメージがあることを忘れないようにしたいですね。

ピンク→ロマンティック・かわいらしい・優しさなど柔らかくてあま〜いイメージが多いです。その反面、依存・逃避といったイメージもあります。

緑→安全・平和・新鮮・自然…。かなりいいイメージを持つ色ですね。好き嫌いは別にすると、ほぼ100%が好印象の色です。

青→信頼・知性・忠実・冷静・深遠・孤独など。人の中身というか心の部分だったりをイメージすることがおおいようです。落ち込んだ気分のときに‘ブルーな気分’と表現するのはこういうことからなようですね。

紫→神秘・個性的・静けさ・妖艶(ようえん)・上品・優雅・非凡。この色には、独特の雰囲気を感じるようです。近寄りがたいような高貴なイメージでしょうか?紫で高貴といえば、聖徳太子の冠位十二階を定めたときの一番高い階級を表すのが紫でした。

白→清潔・平和・善良・純粋…。この色もあまり悪いイメージを連想することは少ないようですが、中には空虚、欠落・孤立というようなイメージもあります。白というのは、絵を書き出す前のキャンパスを想像してみるとわかりやすいのではないでしょうか。そのイメージから‘何にも汚されていない’というような神聖なシーンでよく使われます。

黒→死・悪・恐怖というのが多いですが。厳粛・高貴・高級・格調などのような紫のイメージと似た感覚でとらえることがあるようです。
ものすごい華やかなシーンには合わない色といえるでしょう。

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色が発揮する効果

色には、元気を引き出してくれたり、落ち着かせてくれたり、眠りを誘ってくれたり・・・いろいろな心に働きかける効果があります。
ここでは、代表的な11色の色の効果について具体的にご紹介します。

・赤
赤は、イメージ通り情熱的で生命力にあふれる色です。赤を身につけたりすることで自信や活力がみなぎるので、少し元気が足りないなと思うときに取り入れると効果を発揮します。ここで注意しないといけないことは、あまり取り入れすぎると攻撃的なイメージになってしまう点です。自分は元気になったのに、まわりに防御されては意味がなくなってしまいますからね。

・青
青は、心を落ち着かせる働きがあります。心を落ち着けて理性的にふるまいたいとおもう場面では最適な色です。ここでの注意点は、青の色みによってはかたくなってしまう作用もあるので、頭を柔らかくして柔軟な発想をしたいときなどには使い方に注意が必要だということです。

・緑
緑は、穏やかなやすらぎをもたらす効果のある色です。疲れているなと感じ、休息が必要な方にはおすすめの色です。緑を取り入れることによって徐々に気持ちが和らいでいくはずですよ!でも、調和の色であるために自分の意見ではなくまわりの意見に合わせてしまいがちなので、自己主張したいような場面での使い方には注意が必要です。

・黄
黄色は、明るくて心を元気にさせてくれる色です。集中力を上げてくれるという効果もあるので、仕事や勉強がはかどらないときなどに取り入れるといいですよ。でも、自己中心的な要素をもつ色でもあるので、まわりのことを考えて使うようにするといいですね。

・オレンジ
オレンジは、社交的でチャレンジ精神に富んだ色で、陽気にさせる効果をもった色です。新しいことにチャレンジするときなどに取り入れると、自信を持ってスタートすることができますよ!ただし、ブランド指向や挫折感が強いという性質もあるので、適度に持続して取り入れるようにできるといいですね。

・ピンク
ピンクは、女性らしい雰囲気で愛情を感じさせる色です。だれかに依存したいという気持ちや、愛されたいという気持ちから、相手に対する思いやりが生まれてくるのです。ただし、愛されたいと要求する気持ちが強すぎると、見返りを期待したり、八方美人な顔をのぞかせるので注意が必要です。

・紫
紫は、高貴なイメージがあるように優雅で品がよく、感受性を研ぎ澄ます色です。芸術的なセンスを高めたいときには、直観力にもはたらきかけるこの色を取り入れるといいでしょう。ですが、肉体的な部分と精神的な部分のバランスを崩すこともあるので注意がひつようです。

・グレー
グレーは、心に迷いがあったりするときに、落ち着かせてくれる色です。真面目で堅実な色といえます。しかし、補佐的な守る要素が強い色なので、新しいところへ踏み出したいという場合には向かないかもしれません。

・白
白は、誠実で純粋で潔白な色です。自分が考える理想に向かって進んでいきたいときや、もう一度生まれ変わってスタートしたいというときに取り入れると効果的です。一方、あまりに潔白すぎるとかえって反感を買うことがあるので注意が必要です。

このように、色にはさまざまな効果があります。よいと思う効果はどんどん生活のなかに取り入れて、うまく物事を運んだり、よい人間関係をつくりだせるといいですね。そのときには、色のもたらすデメリットにも注意をはらうようにしてください。

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色彩心理について
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